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調査・文/鈴木麻里
08年春の新卒採用戦線もたけなわだが、複数の大学キャンパス内外で、就職活動中・就職活動をひかえた大学生100人(女子50人:男子50人)を対象に、「外食企業のイメージについて」のアンケートを実施した。
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県庁の星
「興味がなかったんですけど、就活(就職活動)説明会のとき、いちばん活気を感じたのが、外食企業のブースだったから。いまは第一希望です」との意見もあった




































































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外食企業に就職したい人は3割

「あなたは外食企業に就職したいですか」という質問に対して、女子は50人中、「YES」は13人、「NO」は37人、男子50人においてもそれぞれ16人と34人と、外食企業に就職したい人は全体の3割となった。

あなたは外食企業に就職したいですか
男性
 
女性
 
0%
20%
40%
60%
80%
100%


どうして就職したいのか聞いてみると、女子学生の回答は、

「変化に富んでいて、単調でないと思えるから」
「楽しそうだから」
「好きだから」
といったイメージで回答するタイプと、

「将来性があると思うから」
「将来店をもちたいから、まずじっくり勉強したい。勉強させてくれるような企業に就職したい」
「私自身が食べることが好きで、人に食べさせてあげるのも好きです。人が喜んでくれるような職業と考えたとき、外食企業がいちばんわかりやすい形でそれが実感できると思ったからです」
などのように自分の将来目標に向けて、しっかり考えたうえで回答するタイプに分かれた。

数は減るが男子学生においても、
「この先、外食産業は発展すると思うし、一旗あげたいから。将来的には自分の店がもてたらうれしいと思う」
「企業によると思うけど、店を完全に任せてくれたりと、ほかの業界にはない楽しさがある。接客もして、経営面でも責任をもつようなシチュエーションはほかにないと思う」
と、将来独立や出世を視野に入れた意見が多くみうけられた。

また男女ともに、
「興味がなかったんですけど、就活(就職活動)説明会のとき、いちばん活気を感じたのが、外食企業のブースだったから。いまは第一希望です」
と、就職活動でイメージが変わった学生もいる。

結婚、育児を考えると女性には厳しい業界?

次に、外食企業に就職したくない理由を聞いてみた。
「バイト歴は長いのですけど、本当に社員の人って大変。大勢のバイトやパートの人をまとめるだけでなく、接客も売り上げも担当しているわけで、休むヒマがない。ちょっと私には無理かなと」

「日夜問わず働く、バイト先の店長に脱帽。尊敬しています。外食企業といっても現場だけではないとわかっていても、ちょっと辛いイメージがある。もし万が一、希望の会社(外食企業以外)に就職できなかったら、このままバイトして店長さんを助けてあげたい、とまで思っていますけど、就職したいとは思えない」

このように、外食店でのあるバイト経験は、よくも悪くも学生に、イメージではなく、リアルな現場を見られてしまうことは否めない。

また、女性としての将来を考えたうえでの回答もあった。たとえば、
「一生続けられる仕事に就きたいと思っています。結婚、産休、育児を考えると、仕事復帰したときに、アピールしやすい資格をもっていないとむずかしいと考えています。そうなると外食企業ではそのようなものが探せていないので、対象からはずしています」

男子学生が就職したくない理由では、
「きつそうなイメージがどうしてもあって。若いうちはいいですけど、その後も不規則で重労働な感じがするから」
「土日が休日としてとりにくいサービス業は、考えていません」といった、不規則な労働時間や休日に不安を感じる意見が多かった。

また、アルバイト経験者からは、
「外食店のバイトはとても楽しくて、2年半バイトしていました。ほかのバイトに副店長とまで呼ばれていましたよ。でも結局、食品メーカーに絞って就活しています。外食企業が嫌というわけではなく、もっと根底の部分の食品素材に興味がいってしまったから」

アルバイトで外食業界をある程度知ったからこそ避けたいという心理がうかがえる意見だ。 といっても、男女とも「就職したくない」理由の半数は「外食企業を嫌って」ではなく「専門分野が違うから」という理由だった。

08年春採用の就職戦線たけなわだが、外食業界、なかんずく自社をいかに魅力的な企業として学生に知らしめるか。経営者の腕の見せどころである。

(外食リポート F-Researchから記事抜粋)
 
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