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●七條光博(しちじょう・みつひろ): ITエンジニア
1960年生まれ。ソフトウェア会社勤務を経て95年SOHOとして独立。インターネットの黎明期に多くのプロジェクトを手がける。アメリカ・カリフォルニア州にて株式会社ピーネットを設立、代表取締役。現在は帰国し、ITエンジニアとして活躍中。
E-mail:mitsuhiro@shichijo.com 
URL: http://www.shichijo.com/

IT関連技術の変化はめまぐるしい。次々に新しい技術が開発され、それによって、生活スタイルが変わり、新しいビジネスチャンスが生まれている。 しかし、IT関連の情報には理解しづらいものが少なくない。そこで、このコーナーでは、ITエンジニアの七條氏に、技術情報だけでなく、IT業界の動向を含めて、わかりやすく解説していただく。

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gOFFICE の日本語ホームページ。ヘルプや会社情報もすべて日本語化されている。メールだけでなく、Skype(IP電話)で日本語のテクニカルサポートもやっているようなので、こういったサービスとしてはかなり親切だ
実際この原稿を書いているワープロ画面。実際に使っていると、あの機能もこの機能も欲しいとなるが、今後に期待したい
◇クリックすると大きな画像が表示されます
表計算はブラウザからエクセルファイルをアップロードできる。この程度の簡単なものならほぼそのまま表示される。試しにかなり複雑な書式をアップロードしてみたが、崩れてしまった。それでも1から作るよりずっと楽なのだが
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こちらの記事は読者と双方向性のやりとりができる情報交換の場になっております。主旨に賛同された方の積極的な参加を心よりお待ちしております。 詳しくは利用規約をご覧ください。
 

2月に日本語に正式対応

ワープロや表計算、プレゼンテーション用ソフトなどが一緒になったオフィスソフトは何といってもマイクロソフトオフィスが圧倒的に強い。が、オープンソースのオープンオフィスは無料だし、機能的にも遜色ないということで急速にシェアを伸ばしている。
しかし両方とも結構重い。「そんな高機能なものは必要ない」「難しいことはできなくてもいい」「軽くてどこでも気軽に簡単に使えるオフィスがあればいいのに……」

それに答えるのがウェブ上のオフィス、gOFFICEだ。これはいわゆるパッケージソフトではなく、ウェブ上で提供されているサービスだ。しかし、普通のプライベートやビジネス文書を書くには必要最低限の機能はもっている。2006年2月から日本語にも正式に対応した。

エクセルファイルをアップロードして編集可能

まずワープロだが、基本的な文字装飾や表(テーブル)機能、英語のスペルチェック機能などはきちんと押さえている。文書ひとつあたり5万文字が上限となっているが、作成した文書はPDF形式で自分のパソコンに保存することもできるし、gOFFICEのサーバー上に保存することもできる。ありがたいことに容量は無制限だ。

少ししゃれた文章を作りたい人には背景画像も選択できる。また、豊富な英語の例文集が登録されている。これは英文を書くことが多い人は重宝するだろう。どんどん増やして欲しいものだ。もちろん日本語の例文もこれから登録されるとのことで楽しみにしている。

名刺・カード作成機能もある。書式に名前や住所、コメントを入力するとPDF形式のファイルで作成され、それをプリントアウトすればそのまま使うことができる。
もちろん表計算も提供されている。マイクロソフトのエクセルファイルを自分のパソコンからアップロードして編集し、完成後にダウンロードすることができる。ただし、関数などの互換性はあまりないようだし、少し凝った書式なども崩れてしまうので、現在のところはあくまで読むこともできるといった程度のようだ。
なお、パワーポイントに相当するプレゼンテーション用のソフトは現在開発中とのことなので期待したい。

オンラインのストレージ(外部記憶装置)として機能

さて、このgOFFICEは僕のようなサンデーライターには特に便利だ。実際この原稿もgOFFICEで書いている。原稿は基本的には自宅で書くのだが、締め切りが近いときとかは職場で昼休みやちょっとした空き時間に書くことがある。そのときの文書管理が結構面倒なのだ。USBメモリに記録して持ち歩いたり、事前に添付ファイルでウェブメール宛てに送信しておいたり、自宅のサーバーにアクセスしたりといろいろやるが、いずれも意外と時間がかかる。また、最新の原稿が手元になかったりして、不便なものだった。

その点gOFFICEならサーバー上に保存した最新の原稿をさっさっと開いて編集できる。仕事中に思いついたネタやアイデアもさっと書き留められる。つまり、自宅や出先から自由に文書を参照するためのオンラインのストレージとして使えるわけだ。また、ユーザーIDとパスワードを共有してコラボレーションツールとして使うなどの応用も考えられる。

このgOFFICEのサービスは無料で、現在のところ広告もない。GoogleのフリーメールサービスGMailに、gOFFICEを組み合わせれば、パソコンでする仕事のかなりの部分がウェブ上でできてしまうのはうれしいかぎりだ。もちろんウェブなので、パソコンだけでなくフルブラウザのPDAなどインターネットに繋がっているデバイスなら原理的には使えるはずだ。

ブラウザがOS(基本ソフト)のように振る舞い、アプリケーションがブラウザ上で動作するという近未来のワークスタイルを実体験できる。
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